答えを知りたければ一次情報を当たれ!

一次情報というのは、当事者から得た情報であったり、自分の五感で知り得た情報のことです。 テレビ、新聞の情報というのは伝聞情報なので二次情報、ネットとか友達に聞いた話というのは出所不明な情報ということで三次情報ということになります。

情報は川上から川下にいくほど、メディアや個人のバイアス・編集が入るので意味が変わった形で伝えられることも多いです。 もちろん一次情報であっても情報発信者の偏った意見や主張が内在する可能性があります。

メディアの情報はスポンサーの意向次第

報道番組、新聞なんかも局や会社、そしてスポンサーの意向が反映されるので情報をそのまま鵜呑みにするのは危険です。 ネットにかんしては完全な三次情報のレベルなので、情報を知るきっかけにはなっても自分で出所を探す必要があります。

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経皮毒が糞みそに叩かれて、ニセ科学というレッテルを貼られてしまったのは、 ほとんどの化粧品や日用品に使われている化学物質が毒だということが知れ渡ると、経済に大打撃となってしまうからマスコミもグルになって真実を隠している、という話もあります。

確かにこういうことはありそうですよね。アルコールは身体にも悪いし、中毒者をつくりますし、飲酒運転、酔っ払い同士の喧嘩など、様々な問題を引き起こしていますが、 規制しようというような意見はでてきません。

それからポテトチップスやフライドポテトなど、油で揚げるジャガイモ料理には発ガン性物質が含まれているというような報道がたまにありますが、 ポテトチップスがスーパーの戸棚から消えることはないです。

疑えばキリがないのですが、経済優先で健康や環境は二の次、スポンサーの意向のために報道規制がひかれている可能性というのは、 頭の片隅に置いておいたほうがいいかもしれません。

逆にスポンサーの顔色を窺って都合よくデータを解釈し、情報を発信してミスリードするということは、マスコミにはよくあることです。 テレビや雑誌は特にその傾向がありますが、「あるある大事典」なんていう捏造インチキ健康番組が昔ありましたよね。

そんな事件があっても今だに健康や美容の情報源としてはテレビが一番なので、テレビで放送されていたことを疑いもせずに信じてしまう人は大勢いるんですね。

情報の選択眼を身に付ける」でもお話したように、正しい情報かどうかを判断するには、 どこの誰が情報発信者で、その情報発信による利益相反も考えないといけないわけです。

特定の企業や団体に便宜を図るための情報であれば、必ず情報やデータは都合がいいように改ざん・編集されていますから、正しい情報とはいえなくなります。 スポンサーがあって成り立っているのはテレビも新聞もインターネットのサイトも例外ではありません。

メディアについては特に背景を探り、ミスリードがないか常に意識しましょう。

一次情報の情報源は?

知り合いに医師・薬剤師・大学の研究者・メーカーの研究者がいると非常に助かりますが、なかなかそう都合のいい人はいません。 なので、自分に探す必要がありますが、昔に比べるとだいぶ楽になってます。

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まずは一次情報源として参考にしたいのが公的機関のサイトや報告書、プレスリリース資料でしょうか。 健康にかんすることであれば厚生労働省や消費者庁、国立健康・栄養研究所、国民生活センターなどがおすすめです。

それから企業のプレスリリース資料、論文報告も一次情報源です。

学会発表よりも論文報告のほうがエビデンスレベルは高い

学会発表されたというと凄そうですが、同じ分野の研究者達に研究成果をチェックしてもらうという意味合いのほうが強いです。 発表内容も学会での質疑応答も文書として公開されない場合がほとんどです。

iPS細胞の臨床研究虚偽問題で話題になった森口尚史氏もあれは、あくまで学会で吠えていただけなので、変な奴がいるよ、ぐらいで終わったわけですが、 STAP細胞の小保方晴子氏は、Natureに掲載された論文に疑惑がかかったから大問題になったわけです。

論文報告のエビデンスレベルが高い理由

①研究者が自身の研究についてまとめたものをNatureなどの専門誌に送る。
②研究の妥当性や信頼性について専門家による審査が行われる。
③編集者が専門家の判定を元に論文の掲載可否を決める。
④掲載後も不正が明らかになれば撤回がある。

とにかく審査が厳しんですね。

専門誌にも格があるので、論文がどんな雑誌に掲載されたのかも重要なんですが、普通の人が日常生活を送る上で知りたい健康情報の場合は、 論文が掲載された専門誌にまでこだわる必要はないと思います。

もっと手軽に情報収集できないの?という声が聞こえそうですが、その質問に対しては使える二次情報を当たるということです。 ようするに一次情報を当たって、それを分かりやすく伝えてくれているメディア(二次情報)があるので、それをチェックしましょうということですね。

健康分野については「リンクデダイエット」「アライブ!サプリメントカフェ」などいろいろありますが、 美容ついては今のところこれといったものを見つけられていません。

ただ、日本皮膚科学会など学会が運営するサイトが複数ありますし、資生堂やポーラなど世界的にも有名な研究所が運営する情報サイトがあるので、 そちらを当たるといいかもしれません。

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