その情報には科学的な根拠があるのか?

「〇〇を飲んで痩せた!」「〇〇が肌に浸透してぷるん♪」「オーガニックが一番安心!」etc...健康や美容に関する情報はいろいろあります。 ただ、それらの情報が正しいのかどうか、事実なのか宣伝なのか?をきちんと見抜けないと、損するのは「あなた」です。

ニセ科学を見抜くためには、情報の選択眼を身に付けないといけません。

情報は発信者によって操作されている?

ステマ(=ステルスマーケティング)なんて言葉が流行りましたけど、体験談風の記事広告という広告なのか口コミなのかわからないマーケティングがあるご時世です。 広告や宣伝文句を読み解く力がないとカモにされてしまいますよ。

女の子

美容と健康の業界というのは多くの人が興味・関心がある分野であり、悩みが深い分野でもあります。そして人の悩みはお金になるので、 利益を追求する企業としては当然、そこに目をつけます。ものすごい金額が動いているんですね。

そして自社製品を買ってもらうためにあの手、この手を尽くしてユーザーを振り向かせるために広告・宣伝を打ち、情報を発信するわけですが、 そこに故意の印象操作であったり、事実を誤認させるものがあるというのは、よくあることです。

人間は不安や恐怖を煽られていると、正しい判断ができなくなります。人間はパニックになると、認知不協和の状態を解消するために、 嘘でもトンデモでも質は問わない情報を信じてしまう傾向があるんです。霊感商法などはその典型になりますが。

化粧品にしても健康食品にしても、今のままでは不幸な未来が待っていると、不安を煽って脅してから売り込むというのがセールスのセオリーなんですが、 広告や宣伝文句を読み解く力があれば、その最もらしい証拠の嘘を見抜くことができるんですね。

そのジャンルにおける専門知識があったほうがいいのは間違いないんですが、情報の選択眼があればあらゆるジャンル・業界で応用ができるので、 ここでは情報の選択眼についてお話したいと思います。

情報の質とレベルを冷静・正確に判断する

健康・美容の世界で飛び交う情報は玉石混合です。正しく情報を読み解くには情報の確かさを見抜く目が必要です。

情報を吟味するための着眼点を学びましょう。

女の子

テレビや雑誌、新聞、ネット上にはさまざまな美容や健康に関する情報が飛び交っているわけですが、すべての情報が正しいわけがなく、 特定の企業や個人に都合のいい情報や意見であったり、単純に間違っているもの、ミスリードするものとが混ざっています。

そのため情報の質とレベルを冷静・正確に判断する必要があります。

1、体験談はあくまで個人の体験談

ネットなどは特に口コミや体験談を参考にすると思いますが、あくまでその人の体験談ということで自分には該当しないケースもありますし、 企業にお金をもらって体験談を書いているケースもあるので、情報の質としては低いです。

2、メーカー・利害関係のない専門家に問い合わせる

メーカーに直接問い合わせることで実はかなりのことが聞きだせます。テレアポのお姉さんを質問責めにして困らせると責任者がでてきます。 この責任者がでてくればこっちのものです。かなりディープなことまで聞きだせます。

3、科学的な根拠・研究データの格を調べる。

情報の根拠となっているものは何か?を調べることでその情報の信頼性、客観性、公平性が明らかになります。 具体的にどんな研究が行われたのか?論文報告されているかなど調べることで情報の質がわかります。

1⇒3に進むほど情報の確かさというのは上がっていきます。

まぁもうお分かりだと思いますが、ネットにでてくる情報というのは基本的にクズ情報だということですね。一次情報はなく、二次情報、三次情報ばかりですし、 主張や意見の根拠になっているエビデンスを提示しているもの、引用元を明らかにしているものは皆無に等しいです。

それからもう一つ、情報の受け取り方で気をつけないといけないのは権威性です。

情報発信者の肩書が立派であるほど、その人のいうことは正しいと思って無批判に信じてしまう傾向が私たちにはあります。「〇〇博士」「ハーバード大学教授」 「NASAが認めた〇〇」など。

自分で情報の出所を調べるのは面倒だし、専門家が言っていることを信じたほうが手っ取り早いという気持ちはわからないでもないんですが、 この専門家や研究機関がどこぞの営利企業のヒモツキだったりするケースがある(例:原発の御用学者)と、もうバイアスがかかってくるわけです。

スキンケアに関することでも、同じ皮膚科の先生であってもメーカーと組んで化粧品を一緒に作っている側の人と、 皮膚科学に基づく視点で皮膚について語る人では、正反対といっていいほど意見が違うことがあります。

テレビによく出てくる〇〇先生のコメントにしろ、新聞記者にしろ、雑誌のライターやブロガーにしろ、 スポンサーの有無を意識するだけでも、どの立場で発言しているのか?知ることができるので情報選択に役立つはずです。

ということで、情報の質とレベルを判断する着眼点を最後にまとめて紹介しておきます。

情報の根拠となっているエビデンスは信頼できるものか?

何を根拠にモノをいっているのか?ということです。信頼すべきは一次情報であるのはいうまでもありません。

情報発信者は誰か?肩書、背景は?

どこの誰がいってることなのか?実名、匿名?調べて書いたもの?それとも誰かの引用を引っ張ってきただけ?利害関係の有無も探りたいですね。

数や量がでてきたら裏側を探る

表面上の数字や%だけを見ると数字のトリックに引っかかる可能性があります。数字や量の意味を探らないといけません。

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