女の子経皮毒って何だったの?

「私たちはさまざまな有害化学物質を毎日、皮膚から体内に取り込んでいる。最近増えているアレルギーもガンも全部「経皮毒」が原因だ!」

かつて経皮毒というキーワードは美容や健康の注目ワードとしてよく耳にしたんですね。特に「ナチュラル」とか「天然成分」とか「スローライフ」とか そういったワードに反応してしまう女性の間では流行っていたんじゃないかと思います。

「便利になる暮らしとは反比例するように増えていく身体の不調や病気。これらの原因は私たちの暮らしを取り囲んでいる化学物質だった!」というメッセージは強烈でした。 しかし、「経皮毒」を謳い文句に勧誘を集めていたマルチ商法のとある会社が業務停止命令を受けてしまってから後は、 経皮毒は情報弱者を惑わす目的で利用されるニセ科学というイメージが広まってしまい、一気に衰退してしまいました。

ただ、表舞台からは消えたとはいえ、実はいまも「経皮毒」というワードを使うか使わないかはわかれるにしろ、 ロハス系、自然派系商品(シャンプーが多い)をウリにするショップでは、私たちが普段使っている石油由来の日用品は危険だと言い続けてますよね。

そんな光景を冷ややかな目で見ていた私に衝撃が走ったのはつい先日のことでした。

はじめての白髪染めで衝撃!

経皮毒を思い出させる事件というのは、本当に個人的なことですが、白髪染めを使ったことなんです。私もそういう年齢になってきて、これまで髪を染めたり、 パーマも当てたこともなかったんですが、白髪染めには挑戦したんですね。ドラッグストアに置いてあるやつです。

で、もう予想がつくと思いますが、頭皮がかぶれたわけです。

白髪染めというのは、それこそメラニンが抜けて白くなったとはいえ健康な髪のキューティクルを剥がして、脱色してから酸化染料を浸透させて着色するわけです。 成分表示をみれば化学物質のオンパレードなわけで、これはもう直感的によくないと思いました。

それでよく調べてみると、やっぱり白髪染めのせいで、髪が傷んだとか頭皮がかぶれてしまったというのはよくある話だということがわかりました。 そして、もっと調べてみると、白髪染めのようなヘアカラーはもちろん、シャンプーやリンス、そして女性のほとんどがよかれと思って使っている基礎化粧品も 皮膚の構造や機能を考えると、刺激を与えるものであることを知ったんですね。

お姉さん

経皮毒を「あぁ、あのトンデモ科学でしょ?」といって切り捨ているのはダメ。 化学物質を含む化粧品、洗剤等が皮膚に悪い影響を与えているのは事実だからです。

「経皮毒」というワードについては色々と非難されているわけですが、「身の回りに溢れる化学物質が私たちの美容や健康を害することがある。」というのは疑いの余地がない事実です。

私たちの身の回りにあふれる化学物質というのは本当に膨大で、感受性やメカニズム、安全性については未解明な部分のほうが多いのが現状だといいますから、 ある日突然、アレルギーを発症したり、化学物質過敏症になることもあるってことです。

それを考えると経皮毒の是非はともかく「できるだけ化学物質は避けましょう!」というメッセージは今一度真剣に考え直すべきなのではないか? ということが脳裏をよぎってしまったというわけなんです。

なぜ、こんなにも化学物質が増えたのか?

一言でいうと人間の欲でしょうね。

「便利で安価なもの」を追求するうちに安価で大量生産できる石油製品が主流になりました。 今の便利で快適な生活に分析化学や合成化学が多大な貢献をしたのは間違いないと思います。

昔はそうした石油製品が及ぼす健康への影響なんてものはわからなかったと思うんですが、 今は安全性が確認されているもの、使用禁止になったもの、はっきりしないグレーなものと3つに分類できると思うんですね。

問題はグレーゾーンにあるものです。欧米では禁止されているのに日本では使用できる化学物質なんてものはよくあります。 安全であることが確認されたものしか使わないというのが本来の姿だと思うんですが、 健康や命よりも利益を優先する資本主義の世界ではそういう理屈は通じません。

疑わしいというだけで、経済を止めるわけにはいかないからです。

また、経済成長のためには、どんどん買い物させないといけませんから、必要じゃないものを必要だと思わせないといけません。 「本来必要でないものを必要だと思わされて使っている。」これが思いのほか化学物質まみれになっている原因でもあります。

ココが変だよ!経皮毒とその影響

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